膿漏に影響する生活の改善

歯磨きを「朝のおめざめ儀式」から膿漏治療の歯磨きに変えるのは、容 易ではない。これだけで「生活改善」と呼べる。だが、歯ぐきの骨を強化するために、生活改善をさらに推進して病因除去を行い、膿漏と縁を切りたいものである。まずは食生活について検討する必要がある。具体的には、かむ回数を増やし、硬い食物への移行準備をはじめる。歯ブラシをすることで歯肉の表面は徐々に回復し、強化される。しかし歯ぐきを内部まで、歯槽骨や、歯根表面のセメ ント質、歯根膜などを鍛えねばならない。噛むことである。 組織は、適当な刺激を受けてこそ、健康を保つ。現代は食べ物が急速に軟らかくなった。歯ぐきにとって「適当な刺激」とは、二~三代前の先祖の食生活=硬いものを十分に噛む暮らしである。 そこで、「軟らかいものを一口五十回噛む」ことから、始める。食事時聞はやや長くなるが、それ は仕方がない。 噛むことによって、唾液が出る。唾液腺のホルモンが骨の回復に役立つことは、かなり広く知ら れる。歯ぐきの血行もよくなる。五十回噛みは、最初の一 ~二週間は苦痛だが、続けると三週間で 「くせ」になり、慣れる。重症では百回噛みもよい。噛むのは必ず柔らかいものから始めよう。

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